26枚目:Knowone『Knowone Timber Box』
KnowoneのTimberBoxは2LP、2CD構成で、LP及びCDともに同じ曲が収録されている。
そのCDだけを購入。思えばdiscogs経由で初めて買ったものにある。
曲は今までのとアルバムと同じく全て無い。
曲は最初から最後までほとんど動きがなく淡々と流れるダブテクノ。途中からハイハットやバスが入ったりすることもある。最初の音からハマれば後は最後までゆっくりと
踊ることができそうだ。
25枚目:スピッツ『さざなみCD』
スピッツは、小学や中学のときに空も飛べるはずといった有名曲を聞いただけだった。そして大学2年(2008年)に、下北沢のディスクユニオンでさざなみCDを中古で買ったのが現在のスタートになっている。なんで買ったかは明確に覚えていない。
スピッツは結構前に聞いたことがあるから聞いてみよ!くらいだったと思う。
さざなみCDの何がいいかというと、歌詞がいい。
このアルバムで一番好きな曲は『桃』。途中のギターソロの瑞々しさもさることながら、『他人が見ればきっと 笑いとばすような よれよれの幸せを追いかけて』の歌詞には何度助けられたかわからない。
『ルキンフォー』の『ルキンフォーめずらしい 生き方でもいいよ 誰にもまねできないような』や『ネズミの進化』の『すぐに狭い抜け穴 逃げ込めるような 小さなネズミになる』のように、このアルバムには多種多様な生き方を肯定するな歌詞が散りばめられていると感じる。
もちろん、『不思議』、『魔法のコトバ』のような恋の曲もあるし、『トビウオ』のようにロックで疾走感溢れる曲もある。
(『トビウオ』の『説明不可能な バネ力で』の歌詞も、ここから何かやっていこうぜ!とさせてくれる)
でもやっぱり桃のような前を押してくれる曲がとても好き。ここからスピッツのアルバムを買うようになってライブも行くようになったので、自分にとっては起点でもあり
好きなアルバムの1つでもある。
○トラックリスト
1 僕のギター
2 桃
3 群青
4 Na・de・Na・deボーイ
5 ルキンフォー
6 不思議
7 点と点
8 P
9 魔法のコトバ
10 トビウオ
11 ネズミの進化
12 漣
13 砂漠の花
23枚目:Saito Koji 『Beautiful』
現時点で最も琴線に触れたambientの曲は?と聞かれたら、これを挙げたい。
Saito Kojiの『beauteiful』。
上記youtube版は40分もあり、同じループの繰り返し。でも時々入るピアノも相まって、すごく物悲しくも胸が締め付けられるような綺麗な曲。
なお、amazon musicでも入手可能だが、9分と大変短い。私としてはこの40分という長い時間で聞きたい。どこまでもこの世界に浸っていたいから。
※ご本人のbandcampはあるが、特異なことに、時々曲が全部消える。そしてまた新曲が投下される。曲はambientからFieldrecordingからnoiseから……と千差万別。
noiseは結構きついので、試聴の際に気をつけて欲しい。『beauteiful』は無い。
あればすぐに購入したいのに。
22枚目:H Takahashi『Body Trip』
もしも、ambientで要チェックだというアーティストを挙げるなら
それはH Takahashiだ。
最初聞いた感じはambientだと感じた。なだらかで優しい音がどこまでも続くような。
ただ、H Takahashiはそこに跳ねるような音を加えることで、ambientでもあり
technoでもある世界を作っている。3曲目の『Metabolism』を聞いてほしい。
ambientなんだけどダンサンブル。
ambientで聞いても良い。technoで聞いても良い。寝る用でも、ゆっくりと踊る用でもイケる。美味しいとこの混ぜ合わせ。個人的にはこのアルバムはambientの色が強いと思うが、それでも他のambientとは一線を画する。
もう少しこの優しい音で踊りたいとなると『Escapism』がおすすめ。
こっちはバスドラムが増えた曲もある。
何れにせよ、一回ライブに行ってみたい。疲れずに踊れそうだから。
○トラックリスト
1 Enter
2 Pipeline
3 Metabolism
4 Tera
5 Pulse
6 Absorption
7 Reproduction
8 Limestone
9 Hotspring
10 Highball
11 Drain
12 Quiet
21枚目:モーモールルギャバン『野口、久津川で爆死』
モーモールルギャバンとの出会いはニコニコで『サイケな恋人』を聞いたとき。
パンティパンティと叫んでいることに衝撃を受け、ギター無しのトリオだということに驚き、ボーカルはドラム兼用ということで興味はつきなかった。
こちらはそのサイケな恋人が入っているが、後半に限っていえばインディーズ時代のシングルに入っている方が勢いがあって好き。ただパンティだけのバンドではなく『コンタクト』ではベースとしっとりとしたキーボードが堪能できて、ギターがないことの弊害は全くない。
かと思えば君のスカートをめくりたい!と連呼する曲もあって、下品な曲もあれば
『POP!烏龍ハイ』のようにノレル曲もあるので、混沌を味わい方におすすめ。
20枚目:竹村延和『魔法のひろば」
アルバム『songbook』に収められている名曲『魔法のひろば』。そのリミックスと新曲などが追加されているシングル。
特に良いのは5曲目の魔法のひろばのlong version。アルバムとの相違は、アルバムの曲が9分で終わるが、longの方はそこからさらに6分ほど続く。その6分間はトランペットの音が同じリズムをずっと奏でており、大変ここちよい。逆にいうとアルバムとの違いはそれくらいだが、そこがポイントだと思う。
child's view's remixは今後竹村の主軸となる機械声を使用したリミックス、『眠りのみずうみ』は単調な音にだんだんと激しいドラムの音が重なる……といった感じで
生音から機械的なもののへの以降を徐々に感じる。
それでも魔法のひろばのここちよさは代えがたい。
○トラックリスト
1 魔法のひろば (Japanese Single Version)
2 魔法のひろば (Child's View's Remix)
3 眠りのみずうみ
4 かみしばい (Long Version)
5 魔法のひろば (Long Version)
6 おととのこえ (Slowly Minute. Remix)