11枚目:Coppice Halifax『Verdant Acre [Volume Four]』
こちらMilieuの別名義かつ、Milieuの次くらいに曲を出しているCoppice Halifaxの
シリーズもののVerdant Acreのvol4。
8枚目の時にも書いたが、CDを入れるケースが木製なので、CDがとても傷つきやすい。
余程のことがない限りデジタルで購入したほうが良い。
それでも欲しくなったのは、Milieuで最初に気に入った曲が『Rope Nest』であるなら、Coppice Halifaxで最初に気に入った曲が4曲目にあったから。
チリチリとした音の中に木霊する音が変わることなく最初から最後までなり続けるが、
この音が本当に気持ちいい。ダブテクノとでも言えばいいのだろうか。
Coppice Halifaxではこれが本当に好き。いつか全部揃えたい。
※トラックリストは全部untitled扱い。
10枚目: Joaquin Joe Claussell 『 Cosmicdelic Afrika』
ディスコ、ハウスなどを手掛けている Joaquin Joe Claussellの2018年のアルバム。
知ったきっかけはディスクユニオンで、リミックス集のoverdubsvol.4の『night angel』を聞いた時。最後あたりのメロディックな曲調でハマった。
基本的にはCDかレコードが多いが、こちらは最近bandcampでデジタルで手に入るようになった。ただし2曲足りないように見受けられる。
こちらもリミックス集の延長線上にある。個人的には『Come and Fly with Me (Joaquin's Improvisational Remix Mix)』などは、少し激しいギターなどがあって
中々興味深かった。かと思えば、African Drug (Joaquin's Drugged Out Sketch Mix)のようにリズムに関係なく、ただただ自分の奏でたいようにする曲というのもJoaquin Joe Claussellに会って初めて感じた。
年1回程度は来日しているということで、次の来日の際は是非とも直接会って、
その曲を浴びたいと感じる。
○トラックリスト
1:African Drug (Joaquin's Drugged Out Sketch Mix)
2:Hlanganani (Demo Sketch Idea)
3:Sore (Joaquin's Edit & Overdub Version)
4:Emarofo Tech (Joaquin's Demo Sketch Mix)
5:Bara (Joaquin's Cosmic Arts Version)
6:Mouodilo (Joaquin's Edit & Overdub)
7:Abraxas (Joaquin's Demo Sketch Mix)
8:Put Your Spirit Up (Joaquin Joe Claussell Edit & Overdub)
9:Mundo De Agua (The Psychedlic Transfusion Remix)
10:Sangre
11:Itu High (Interlude) 12:Come And Fly With Me (Joaquin's Improvisional Remix Mix)
※bandcamp上だと、1と5がない。かつ、10は別名義のbollaに収録されている曲と同一。
9枚目:Scone『Maze』
Funkarmaとkettelのコラボレーションアルバム。前者は聞いたことがないが、後者はエレクトロニカにハマったときにとても良く聞いていた。
アルバム全体はブレイクビーツとでもいえばいいのだろうか。不規則なドラムにうねるような音が絡みつく。2曲目の『why』はkettelの『Why Aren't We Talking』のリミックスとなっており、メロディを残しながらもゆったり目となっている。
全体的にはエレクトロニカというよりはアシッドに近いと感じるが、それでもkettelが参加している以上、エレクトロニカの要素が追加され聞きやすくなっていると感じた。
・トラックリスト
1 D90
2 Why
3 Blando
4 Do
5 Sprak
6 Luttel
7 Maze
8 Night B4
9 SNTH65
10 Ketayson
11 Bice
12 Second
13 Sowieso
8枚目:Milieu『A Warm Wooden Hollow [Expanded Reissue]』
ものすごく曲を出しているMilieuで初めて買ったCD。しかもCD取り寄せ。
知ったきっかけはyoutubeで『
ぼやけて響くピアノに緩やかな音が混じって寝る時に聞くには最適。
https://www.youtube.com/watch?v=pfA9SRfnq4k
『A Warm Wooden Hollow』は曲全てがノンビートで、寝る時もよし、まったりしたい時にも最適。bandcampにもあるから是非とも聞いてほしいし、他の名義ではノイズやったりタブテクノやったりと大変多彩。CDにも一言コメントがあって、届いたとき大変感慨深かった。
ただ、CDについてはパッケージがカーボン、CDの後ろに写真が入っており、CDの裏面が大変傷つきやすい。限定版以外であれば、bandcampでデジタルで手に入れるのが良い。
○トラックリスト
1 Mirage
2 Rope Nest
3 Sieve
4 Written On Driftwood
5 Pollen Cabin Poetry
6 Winter Decay
7 The Decomposition Of Memory
8 A Night Walk Clearing
9 Muted Travels
10 Burnt Rust
11 A Warm Wooden Hollow
12 Inside The Sun
13 Woodgrain Elegiac
14 Antique Light
15 Grandfather Clock
16 Inside The Sun [Coppice Halifax Rephrase]
7枚目:Mystica Tribe『Island Oasis』
日本人アーティストMystica TribeがSilent Seasonから出したアルバム。
Silent SeasonはCD形式で出す時は限定枚数、かつスタンプでナンバーが押されており、
限定感がある。ジャケットは横1枚に貼られており、綺麗でクオリティーが高い。
さて、Silent Seasonはアンビエントやダブテクノが多いイメージだが、とりわけこれは
異色であると言える。ハイハットの中にキーボードやピアノの音が入り、電子音と生音が入り混じっている。これはいわゆるダブ(ダブテクノとはまた違う)らしく、中々ノるのが難しいと感じている。個人的にはキーボードの音と聞きやすく、また響くべースの音が心地よいと思う。特に3、4、7曲目はベースが聞きやすい。
○トラックリスト
1 New Beginnings
2 On The Lookout
3 Peek-a-Boo
4 Global Village
5 Gone From Here
6 Under Pressure
7 New Horizons
8 Cosmic Vibration
6枚目:soultek『dreaming under a starlit sky』
ダブテクノアーティストechospaceの片割れStephen Hitchellの別名義soultekのアルバム。元々1枚だったのがCD化に伴い、未発表曲が追加されて2CDとなった。
現在はさらにbandcampで2曲追加されている(soultekがリミックス)。
echospaceの時とうって変わってダブ要素は殆どなく、テクノが多い。『What Dreams Are Made Of』とかはダブのようにチリチリとした音が入るが、それ以外は4つ打ちの曲が比率を多く締める。でも、echospaceの時の幻想的な音が主軸となっていて、硬いというよりかはいく分聞きやすい音になっていると思う。
特に『Dreaming Under a Starlit Sky』や『Clouds Overhead』とか幻想度が増していると思うので、テクノをあまり聞いたことがない人でもおすすめできる。
○トラックリスト
1-1 Dreaming Under A Starlit Sky
1-2 Forever Feeling
1-3 Lighter Path
1-4 Elektricity
1-5 Clouds Overhead
1-6 Glacial Blue
1-7 World Of Dreams
1-8 Lost In Love My Heart Is In Detroit
2-1 Groove Control
2-2 Never Letting Go
2-3 The Dub Star
2-4 Tints And Shades
2-5 Metro Park
2-6 Back To The D
2-7 My Heart Is In Detroit
2-8 Burning Dub
2-9 All You Believe
2-10 What Dreams Are Made Of
2-11 For Convextion
5枚目:坂本龍一『Out Of Noise』
かつてあったHMV渋谷。2009年の3月頃に偶々手に取った。1曲目を試聴し、購入した。1曲目の『Hibari』はピアノオンリー。同じ旋律が続くのだが、それが時間を進むごとに段々ずれて、旋律と旋律が重なり合い深い眠りに行くことができる。
面白いのはピアノだけではないという点。『Tama』はキラキラした音の中に1本の高い音が響く(ヴァイオリンとか使用しているらしい)。『Glacier』では洞窟に自然と流れる曲に音を混ぜている。
アルバムを通じて音の繰り返しがあると思うけど、そこにピアノや環境音や別の楽器を使っており、繰り返しの中でも決して飽きない、アルバムの構築になっていると思う。
○トラックリスト
1.Hibari
2.Hwit
3.Still Life
4.In The Red
5.Tama
6.Nostalgia
7.Firewater
8.Disko
9.Ice
10.Glacier
11.To Stanford
12.Composition 0919