5枚目:坂本龍一『Out Of Noise』
かつてあったHMV渋谷。2009年の3月頃に偶々手に取った。1曲目を試聴し、購入した。1曲目の『Hibari』はピアノオンリー。同じ旋律が続くのだが、それが時間を進むごとに段々ずれて、旋律と旋律が重なり合い深い眠りに行くことができる。
面白いのはピアノだけではないという点。『Tama』はキラキラした音の中に1本の高い音が響く(ヴァイオリンとか使用しているらしい)。『Glacier』では洞窟に自然と流れる曲に音を混ぜている。
アルバムを通じて音の繰り返しがあると思うけど、そこにピアノや環境音や別の楽器を使っており、繰り返しの中でも決して飽きない、アルバムの構築になっていると思う。
○トラックリスト
1.Hibari
2.Hwit
3.Still Life
4.In The Red
5.Tama
6.Nostalgia
7.Firewater
8.Disko
9.Ice
10.Glacier
11.To Stanford
12.Composition 0919